ジェイミー・サンダース博士は、サイバーセキュリティとインテリジェンスの分野で国際的に認知されているリーダーである。29年間の公務経験を持ち、現在は民間企業の戦略的セキュリティ・コンサルタントとして、政府や企業が直面するサイバーセキュリティの課題対応について幅広い視野と豊富な知見を提供している。 

英国政府勤務では、英国の国家犯罪対策庁（National Crime Agency）の理事を務め、サイバー犯罪対策能力の大幅な強化を指揮した。政府と産業界の協力関係を改善し、英国におけるすべての主要なサイバー犯罪捜査を監督する直々の責任者であった。 

また、英国外務・英連邦・開発省に勤務し、国際サイバー政策局長として英国の国際的なサイバー政策アジェンダを遂行する英国外交官のグローバルネットワークを構築、指揮した。サイバー政策に関する数多くの国際的イニシアチブを主導し、国際的なパートナーと協力して企業、政府、重要な国家インフラに対する脅威に対処した。 

英国政府通信本部（GCHQ）に20年間在籍し、運営、政策、企業など幅広い職務を歴任した。 

昨年退官し、現在は戦略的セキュリティ・コンサルタントとして活動している。英国政府のクライアントには、外務・英連邦・開発省や国際貿易省も名を連ねる。 米国の大手保険グループマーシュ・アンド・マクレナンの支部マーシュ・リスク・コンサルティングの顧問で、ロンドン大学の客員教授も務める。 

セント・アンドリュース大学で数学の優等学位と博士号を取得し、英国国防アカデミーの高等指揮幕僚課程を修了している。音楽、演劇、アートを楽しみ、日本文化にも強い関心を持つ。 既婚で成人した4人の子供がいる。